2023.07.18

店舗作りに欠かせない
“搬入”のお仕事とは…?

全国に数多くの店舗を構える大創産業では、新店舗の出店や既存店のリニューアルが定期的に発生しています。そんな一大イベントに欠かせないのが“搬入”というお仕事。今回はこれまでに数多くの出店・リニューアルを支えてきたO・Tさんに、搬入の具体的な業務内容や面白さを伺いました。

店舗運営本部 ブロック責任者 O・T
2019年に新卒で大創産業に入社。ブロック責任者として10店舗の運営に携わりながら、ブロック内の搬入をまとめあげる搬入リーダーを兼務し、新店舗やリニューアル店舗の立ち上げを支えている。

裁量があるから面白い
搬入のお仕事。

まずは搬入リーダーのお仕事内容についてお聞かせ下さい。

新規出店や店舗のリニューアルが発生した際に、搬入リーダーはまず商品を並べる什器のレイアウトから考えます。
バックルームやレジの配置、お客様の導線を考慮しながら白図にラフ案を書いたり、頭の中で什器を並べてみたりと、おおよそ1ヶ月ほどの期間をかけてレイアウト案を作り上げていきます。
上長に確認いただき、問題がなければ搬入準備へと進んでいきます。

搬入準備はどんなことを行いますか?

什器レイアウトで大まかな店内像が出来上がりますので、次の工程で決めることは商品の配置になります。
正面はイベントコーナーにしよう、その次はインテリアコーナーに、掃除コーナーにと、一つずつの棚に何を置くのかを考えていきます。 店舗のオープン予定日によりますが、この工程も企画から決定までに2週間ほどかかります。

搬入リーダーの裁量が大きそうですね。

そうですね。
搬入に関わる社員への仕事の割り振りも、搬入リーダーの大切な役割になります。 一人ひとりに担当してもらうコーナーを振り分け、コーナー毎の担当者に棚に必要な備品・商品を決めて貰い、搬入リーダーが備品・商品の発注を行うなど、“チーム”として搬入を進めていきます。

搬入作業はどのように進めますか?

事前に搬入シフトや1日のスケジュールを決めておきます。
初日はバックルームやPOPの設置など、商品がいつ入ってきても良いような作業が中心になりますね。
また、運送会社に商品配送時の荷物の量を確認し、事前検品を行ったりもします。 搬入作業は新しく開店する店舗は約1週間、店舗営業を行いながらリニューアルを行う既存店舗は約1ヶ月程度かけて進めます。

新店舗とリニューアル店舗の違いはありますか?

新店舗ではまっさらな状態から什器のレイアウトを考え、搬入や内装の確認を行いますが、リニューアルの場合は既存の什器を転用することも考えながら、レイアウトを決めていきます。
そして一番の違いはリニューアルの場合、店舗営業をしながらの改装が主流だということです。
商品の事前検品や什器の移動などを自分たちで行う場合もあり、臨機応変かつスピーディーな対応が必要になりますね。

搬入ならではのトラブルもありますか?

例えばレイアウトは図面通りに仕上がっているものの、実際に現場で見てみると導線が上手くいっていないこともありますし、予定していた商品が入ってこないこともあります。
そんな時はリーダーだけではなく、若手社員からのアイデアを活かしながら、オープンギリギリまで調整しています。

オープン後の対応もありますか?

お客様が混乱すること無くスムーズにお会計へと進めているか、配置した商品やコーナーを喜んでいただけているかなど、オープン後の店舗で反響を確認しています。
「こんな商品があったら良かったな」「ここはレイアウトを変えたほうが良かったな」といった気づきは、次の店舗作りに活かせるよう、しっかりと検証しています。

搬入の知識は
店舗運営でも活きる。

搬入はどれくらいの頻度で発生しますか

出店数が多いエリアは1ヶ月に1回程度、出店数が少ないエリアは1年に1~2回と、所属するエリアで異なります。 また、オープン時期が重なる店舗の搬入を並行して対応する場合もあります。

搬入リーダーは入社何年目から任されるのですか?

“搬入”自体は新入社員から携わる可能性があります。
大創産業では早ければ入社2年目以降に店長を任されるため、店長としての経験を搬入作業で活かせるよう、搬入リーダーは入社3年目以上、サブリーダーは入社2年目の社員が任命されることもあります。

搬入を通じてどんな学びが得られますか?

まずはレイアウトを作るためのスキルですね。
自分の考えたお店の見せ場が、お客様にどんな反応をされるのかを見ることができるため、搬入経験を重ねると着実に成長していきます。
また、普段の店舗運営業務ではBtoCが中心になりますが、搬入リーダーは社外の業者の方たちとの折衝があるため、BtoBの対応スキルも磨かれます。

搬入で得た学びはどう活かしていますか?

現在はブロック責任者として10店舗を管理しているのですが、レイアウトのスキルは新店舗・リニューアル店舗だけではなく、既存店舗の導線作りにも活かすことができます。
例えば売上改善のために什器ごと入れ替えてみようと、搬入を経験したからこそ気づける視点から売上改善に取り組めます。
若手社員にはできることなら搬入を早めに経験し、学んで貰ったほうが良いと思っています。
また、搬入作業はエリアを越えて応援者が来てくれることもあり、陳列方法や売れ行きの良い商品情報など、エリア毎で異なる情報共有を行い、店舗運営に活かすこともありますね。

一から十まで、
店舗作りに携われる。

搬入ならではのやりがいはどんなものですか?

やっぱりレイアウトの企画から搬入作業まで、全部自分が携われることですね。 自分の考えたレイアウトによって商品の売上が上がった際は、店舗運営とは違ったやりがいを感じることができます。

やりがいの反面、難しさもありますか?

裁量が大きいことは責任も大きいということです。
搬入の進捗が悪い際は、オープンに間に合うよう臨機応変な対応が求められますし、自分で物事を決めないといけない場面も出てきます。 私自身も商品の到着や売場作りの一部が間に合わないことを何度か経験したことがあります。

最後に大創産業で働きたいとお考えの方に、メッセージをお願いします。

大創産業は社歴・年齢に関係なく、若いうちから大きな仕事を任せてくれる会社です。
特に搬入では一から十まで店舗作りに携われる面白さがありますし、得られる経験は皆さんのキャリアにとても良い影響を与えてくれるはずです。
私達と一緒に心からお客様に楽しんで貰える店舗を作っていきましょう。

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