海外事業の成長をリードする人財へ 入社数年で世界を舞台に活躍するキャリアパス
2014年入社 新卒社員G・Sさん
19歳で初めてニュージーランドに留学し、英語が話せない悔しさから再びアリゾナ州のツーソンに留学したG・Sさん。帰国後、英語を活かせる仕事を求めて大創産業に入社。入社後わずか数年でアメリカやイスラエルなど複数の国で活躍し、海外での挑戦を続けています。そんなG・Sさんに、海外でのキャリアや現地での挑戦についてお話を伺いました。
本格的に海外に興味を持つようになったのはいつ頃からでしたか?
私は19歳まで海外に行ったことがありませんでした。19歳の時に大学の授業で初めて1ヵ月間ニュージーランドに留学に行きました。その時に、英語が全く話せなかったことが悔しくて…。ニュージーランドから帰国後、すぐに「来年、もう一度留学に挑戦しよう!」と決意したんです。そこからアルバイトをしてお金を貯めて、アリゾナ州のツーソンという街に留学しました。ツーソンは日本人が少なくて日本語を使う機会も少ない環境で、当時は費用も安かったんです。
大創産業に入社したきっかけは何ですか?
アメリカのカリフォルニアに行った時にDAISOの店舗を見かけたことがきっかけですね。「アメリカにもあるんだ!」と印象に残ったのを覚えています。英語を使う仕事がしたいと考え調べていくと、海外赴任までに10年近くかかる企業が多い中、ふとアメリカでのことを思い出して大創産業の求人を見てみると入社後数年で海外で働ける可能性があると知り、入社を決めました。
入社後のキャリアを教えてください。
入社後は兵庫エリアで店舗運営や搬入を行っていました。2年目の時にテキサス州のDAISO1号店がキャロルトンにオープンするということで、搬入・品出し・倉庫のヘルプとして3ヵ月間滞在しました。4年目の時にはLAの店舗の立て直しのために半年間研修に行きました。そこから帰国後すぐにイスラエルへ行き、新店舗のオープンにも参加しました。入社後数年で数カ国に飛び回ることができたのは嬉しかったですね。
アメリカに赴任されたのはいつからですか?
入社5年目の半年間は京都の店舗運営を任され、その後の2019年の3月からアメリカ勤務となりました。2023年の10月までは、ニューヨークやラスベガス、ワシントン、サンフランシスコの店舗に携わっていましたが、現在はニューヨークのみで店舗運営や運営企画を担当しています。
ニューヨークでの一日の流れを教えてください。
朝9時から12時まではオフィスワークをして、12時以降はいろいろなミーティングの予定が入っていることが多く、夕方以降まで続くこともあります。日本側との打ち合わせも多いですね。最近だとStandard Productsをアメリカに出店するので、運営や搬入に関する話し合いもしています。
アメリカの大創産業でのやりがいはなんですか?
自分たちの企画などが通りやすいことですかね。日本での大創産業の店舗数が4000店舗程あるのに比べて、アメリカでは現在140店舗。日本に比べて店舗数が少ない分、自分たちで決められることが本当に多いんです。本部にも声が届きやすいですし。他部署の仕事や人事のことなど、なんでも自分たちが挑戦できる面白さもありますね。
ちなみに日本語を忘れたりしませんか?
忘れることはありませんが、お店のスタッフさんや運営の人がみんなアメリカ人なので、一日で話す日本語の割合はだいたい20%くらいになってしまいますね。日本からきている駐在員と話すくらいです。なので、日本語は忘れませんが、日本語能力は上がっていかないですね(笑)。
アメリカでは、どのような人材が求められますか?
予想外のことが起こってもへこたれない気持ちが大切です。何かトラブルが起こっても一旦冷静に受けとめて、自分自身で考えて決断、行動できる人がアメリカでは活躍できるのではないかと思います。あとは、元気にポジティブに仕事ができれば大丈夫です!
学生時代に何か準備しておいた方が良いことはありますか?
みんなで協力することも大事だと思うのですが、一人旅をしたり、新しいグループに飛び込んだり、何かを単独で挑戦する経験は役立つと思います。一人旅の場合だと、どこに向かうか、どこに泊まるか、何をするかなど、全て一人で計画し、そのうえで旅の準備をしなければなりませんからね。行動する力が養われます。誰かと一緒に行く旅行とは違う力を使いますので。
アメリカで働いている中で、日本での経験が役立ったことは何ですか?
入社後の5年間で学んだ、店舗運営の経験が基礎となっていると感じています。搬入の方法や商品の知識など、日本で学んだことが現地でも役立っていますよ。ですので、アメリカで活躍したいと考えている方はしっかりと基礎を理解してから臨むことも大切だと思います。
逆に、日本でもっと学んでおけばよかったと思うことはありますか?
販売士の資格を取ったり、社員同士で勉強会をしたりして、もっと小売りの知識を身に付けていればよかったと感じますね。加えて、今はオフィス業務が多くなってきているので、データ管理やオフィス業務のスキルをもっと身に付けておけばよかったと思います。パソコンスキルがないと業務に時間がかかってしまうので。
アメリカのスタッフさんに対して心掛けていることはありますか?
海外だと違う考えがあるのは当たり前です。ですので、スタッフさんたちの意見を否定しないように心がけています。さまざまな意見がある中、最初から否定するのではなく一度受け止めてから、みなさんと一緒に考えていますね。みんなが平等に意見を言いやすい環境構築がアメリカではされているので、そういう面で私自身も気を付けて行動しています。
Daiso USAの社長はどのような存在ですか?
この人をハッピーにするために頑張ろうと思える方ですね。アメリカの社員の方たち、スタッフの方たちも「社長がそういうなら…」という風に納得してしまう力のある方だと思います。また、いつも周りを元気にしてくれる存在で、一緒に働きたいと思わせてくれますね。何かに困った時にも相談をすると必ずヒントをくれますし、答えを見つけ出す手助けをしてくれます。社長のもとであれば、皆さんも心置きなく挑戦できると思いますよ。
最後に、今後のキャリアについてお聞かせください。
そうですね、アメリカDAISOの店舗数が1000店舗になるまでは、店舗拡大と利益向上に携わっていきたいですね。そうすることで最終的には、これから先の将来、大創産業の店舗を新しい国で出店するとなった時にも、第一線でプロジェクトに携われる人材になっているのではないかと考えています。