2023.07.18

ダイソーの文化は『人』。
「みんなでやろう」という社風が、
部門・役職を超えた連帯感を生む。

大創産業で最大の人員を抱えるエリアの責任者を務めるR.Sさん。そのインタビューの中で、多くの人を育ててきたからこそ気付く「大創産業で働くことの魅力と、大切な文化」が見えてきました。

店舗運営部 南関東地区 部長 R.Sさん
2003年、大創産業に新卒で入社。神奈川から近畿エリアの店舗運営に携わった後、2018年の東京地区のエリアマネージャーを経て、2020年からは南関東地区(東京23区・神奈川・千葉)の責任者に就任。入社から一貫して店舗運営を担う、店舗のスペシャリスト。

大勢のスタッフが
いつもポジティブにいられるように

はじめに、入社理由と、現在の業務について教えてください。

就職活動時からデスクワークは苦手だと感じていたので、現場の仕事がいいと思っていました。知り合いがいたレコード会社も考えたのですが、将来性などを考えて、当時、ワンプライスで大きく成長していた大創産業を選んだんです。商品数が多くて事業規模が大きいこと、そして“安くても良いものを提供し、お客様から評価を得ている”というビジネスモデルに将来性を感じました。何より「この値段をどうやって実現しているんだろう」という、単純な興味もあったんです。
入社後は、一時、現場バイヤーを兼任して中国やアメリカからの仕入れも行っていましたが、一貫して店舗運営に携わっています。大創産業の全国8地区の中でも最大の店舗と従業員数を管轄する、の南関東地区の責任者としての重圧はありますが、ときに現場に顔を出しながら業務の標準化や教育などにも力を入れています。

ダイソー最大規模!?人を育てるうえで大切にしていることはありますか。

私が担当するエリア内には551店舗、10,608名(2022年1月末時点)のスタッフさんがいます。その“スタッフさんが、毎日ポジティブに働ける環境づくり”を意識しています。ダイソーを支えてくれているのは、店舗にいる1人ひとりのスタッフさんです。ですから、スタッフさんを中心にした考え方になることが多いですね。
後は、店舗によるサービスのバラつきがまだまだあるので、それらを標準化することにも力を入れています。

ポジティブに働ける環境とは、どのようなことでしょうか。

例えば、昔と違って、今の社員教育は上から投げかけるような形では成功しませんよね。厳しいだけでもダメ。相手の目線に立って“ちゃんと自分を見てくれている、理解してくれている”と感じてもらうことが大切なんです。
そして、できないことを責めるのではなく、できていることをきちんと褒める。そのために、店舗に足を運んで「今の接客良かったね」と声をかけることもあります。『毎月だんぜん南関東』という社内報では、部の方針を一方的に書き立てるのでなく、現場とのコミュニケーションツールとしての利用を意識して、“みんなの努力をしっかり見ているよ”と伝えることを大切にしています。

もう一つの業務標準化について教えてください。

全ての業務を標準化してしまうと、店内が味気なくなってしまうし、地域によってはギャップが生まれることもあります。ですから一定の業務を標準化して、地域特性に合ったオリジナリティを出せるように余白を残しておく。
そうすることで、スタッフさんがアイデアを出しやすくなり、地域ごとに魅力的なダイソーの店舗がもっと増えていきます。それから、全てが人に紐づくオペレーションだと、常にその人がいなければスタッフさんは困ってしますしね。現場の判断のスピードも早くなります。

「みんなでやろう」という想いが
社員の中で受け継がれている

現場のことを第一に考えているんですね。

さまざまな商品を市場で見る際に、“この機能を外せば100円で売れるかも?”という目線が非常に重要なポイントだと思います。お客様が求めるものに足していくと当然価格が上がってしまいます。より求め問題解決を「みんなで一緒にやっていく」という、文化と言うか、社風が当たり前にあるんです。
大創産業には「自律・自考」「協働」というキーワードがあって、私も組織目標に掲げているのですが、この言葉は、目指す方向に向けて編み出した言葉というより、もともと根付いていたものを言語化したという感覚が強いですね。私自身も、この社風に助けられましたし、人に恵まれているなと、感じることが多かったように思います。

何か“きっかけ”でもあったのですか。

入社4年目の頃に、店舗改装があったときのことです。店長として日々の業務を行いながら、“責任者として店舗改装でもイニシアチブをとらなければ”と、1人で背負い込み過ぎてしまい、重圧に押しつぶされそうになったんです。
そんな時に、当時の上司が、当たり前のように一緒に残って作業してくれて、自分の間違いに気が付きました。責任者だからといって、何でも背負い込む必要はないということを、背中で見せてもらった感じです。

全てを1人で背負い込み過ぎない。大切なことですね。

そうなんです。「みんなでやろう」ということを大切にしてきた大創産業には、頼れる個性的な仲間がたくさんいます。私もいつも助けられていますし、部門を越えて助け合う姿は大創産業の日常です。派閥もないし、上下関係も気にする必要はありません。上司だけでなく、部下や後輩であっても尊敬している人がたくさんいます。だから、これから入社される方にも、「気負い過ぎないで欲しい」と伝えたいですね。

「みんなでやろう」素敵な社風ですね。

大創産業は、社員比率がとても低い企業ですので「みんなでやろう」という意識が強く根付いているのかもしれません。店舗勤務を経験すると、元気なアルバイトさんやパートさんに支えられていることに気が付くはずです。
そして彼・彼女らと触れ合うことが、今後のキャリアに必ず役立ちます。よく店長に「当事者意識と、自分本位は違うよ」と、言うのですが、仕事は1人ではできないし、仕事に雇用形態も役職も関係ない。“みんなで協力するからこそ、良いものが生まれる”ということを、ぜひ体感して欲しいですね。

最後に、これから入社される方にメッセージをお願いします。

最近、GLOBIS学び放題など、社内の教育支援がより整ってきました。たくさんのテーマの中から自分にあった講義を移動中でも視聴できるなど、学び、成長する環境がしっかりありますので、ぜひ、目指したい自分に向けて会社の制度を利用してください。
自分の夢や目標を実現するためには、1人ではできないこともあります。目の前の仕事に向き合って、悩むこともあるでしょう。でも、最初はできないことが多くて当たり前なのだから、気負い過ぎないでください。大切なのは、“今の自分にできる精一杯のことをやる”ということです。
そうしていくうちに「みんなでやろう」という社風が根付いている大創産業では、助けてくれて、背中を押してくれる仲間がきっと現れると思います。一緒に取り組むことで、1人では到達できなかった目標にたどり着くこともできます。『人』を大切にする大創産業でなら、あなたの個性もきっと輝くはずですよ。

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