2022.03.03

冷静に、客観的に、時に大胆に。
“最後の砦”として、品質を守る。

年間で1万点以上の商品を販売する大創産業において、品質管理部は大創産業の“最後の砦”。そう表現されるほど重要なポジションを担っているIさん。この仕事が目指すべき最終目標を伺いました。

品質管理部 品質管理課 係長 I・Yさん
前職は製造メーカーで、医療や食品衛生向けの商品を中心に、品質管理を担当。2020年に大創産業に中途入社。前職の経験を活かし、同社でも品質管理部で活躍。工場の監査や海外輸出販売商品の書類作成や各国規制に関する調査などを行い、市場に出るまでに、事前リスクを防いでいる。

自分の専門分野は、大創産業で
数あるジャンルの中の一つだった

前職でも品質管理を担当されていたそうですが、なぜ大創産業に転職を?

前職は“洗剤”という一つの商品がメインでした。一つのことだけを極めるというのも、もちろん奥が深かったのですが、もっといろいろな商品に携わってみたいという気持ちが強かったんです。
大創産業に興味が湧いたきっかけとしてまずは、家から店舗が近かったというのが一つの理由ですね(笑)。それは冗談として、やはり商品数の多さが一番の決め手でした。前職では洗剤だけを扱ってきたので、それだけでもチャレンジしてみたいと思えましたね。

取り扱う商品数の違いで、不安に感じませんでしたか?

これまでの専門分野が、大創産業では数あるジャンルの中の一つでしかなかったので、そこに関しては、やはり不安はありました。ですがそれ以上に、ワクワク感の方が強かったですね。大創産業は海外にも店舗や工場があるので、そういった点でも自分の経験は活かせると思いましたから。

入社して、驚いたことはありましたか?

大創産業には、アルバイトスタッフさんが店長として活躍されている店舗もあります。社員だけではなく、アルバイトスタッフさんでもモチベーションが高いということには、入社当時は影響を受けましたね。もう一つは、他の企業よりも社員同士の関係性が近いということです。代表との距離も近くて驚きましたね。

客観的に商品を見て
お客様をより深く理解する

実際に入社してからは、どのような仕事を?

商品を、海外に出荷しても問題がないかどうか、資料を集めて、出荷の可否を決めています。国ごとにレギュレーションがあるので、「販売した後に、その国の法律上で問題があった!」ということにならないように、事前にリスクを防いでいくことが私の仕事です。わかりやすく一例で言うと、「使ってはいけない素材が商品に使われていないか」ということを調査する仕事です。
重要なのは、お客様目線で商品を見ることだと考えています。バイヤーとして単に「売れればいい」ということではなく、商品がお客様の手に渡って、実際に使用して頂いてからの反応が一番大切です。お問い合わせフォームなどを見ると、お客様からは時には商品について非常に厳しいお言葉をいただくことがあります。ですが、それは逆にお客様をより深く知るための良いチャンスなんです。品質に問題なく、お客様に商品が届き、「この商品よかったよ」と言ってもらえる瞬間はやっていてよかったと思えますね。

大創産業で活躍していく中で、ワクワクできる瞬間は?

世に出る前の商品を事前に見ることができるので、すごく嬉しいですね。年間で1万数千点ほどの商品が大創産業からは販売されます。世に出る前に“この商品は売れそうだな…”と思ったものが、実際に世間で話題になった時は、なんだか優越感も感じられますね(笑)。
後はメディアにも取り上げられることが多く、店舗にお客さんが増えてきているのが目に見えてわかる時も、やはり必要とされていると感じます。

“最後の砦”として
冷静に物事を捉える

品質管理というと、やはり大きな責任も伴うのでは?

私は、自分たちの部署を“最後の砦”と考えています。世の中に出る前の商品を、私たちが見誤ってしまうと、クレームに繋がりますし、お客様との信頼関係も壊れてしまいます。熱を入れすぎると見えなくなってしまうことがありますよね。
売りたいという想いで、パッケージを大げさにしすぎると、お客様に誤解を与えてしまうこともあります。日本ではよくても、海外では法律上の問題があるかもしれません。私たちは“最後の砦”として、“客観的に、冷静に物事を捉える”ということが重要だと思うんです。

Iさんは、冷静さもありながら、内側には熱い想いがありそうですね。

先程も言いましたが、年間で1万数千点ほどの商品が大創産業から販売されます。国内外へ販売する商品を、自分たちが止めてしまうわけにはいきません。できるだけ早く正確に、その商品がどんなリスクを持っているかを判断し、リスクが高いものを優先的に対応していく大胆さも時には大事ですね。
ですが、それと同じくらい、思いつめないということも大切にしています。忘れやすい性格で良かったです(笑)。

幸せに商品を買ってもらうために
自分自身も成長していく

“Iさん自身の成長“という面で言うと、どういう想いがありますか?

何十カ国とある国に対してどのような規則や法令があるかということは、まだ全てを理解しているわけではありません。わからないことは、検査会社やコンサルタントに質問することも多いです。いつか、それらの規則や法令をシステムに落とし込み、データ化して、どんな国でもいろんなものが迅速に販売できるようなシステムを構築していきたい。そのための知識を増やしていきたいと考えています。

大創産業での成長支援制度は活用されていますか?

GLOBIS学び放題はかなり活用していて、通勤時間の間でも動画を見るようになりましたね。最近だと、統計について学んでいます。データを管理するうえで、かなり参考になりますね。
他にも、香港に行きたいからGLOBIS学び放題で英語を勉強しています。見る動画がなくなったら、他になにかないかなと、学びに対して積極的になりましたね。

最後に、Iさんがこれから大創産業で目指していきたいこととは?

入社して半年くらいの時、“Standard Products”の渋谷マークシティ店に携わらせていただいたことがありました。かなり話題性が大きかったので、誇りに感じることができました。ですがそれは、注目されればされるほど、なにかあった時に問題視されやすいということでもあるのです。
誇らしげな気持ちと同時に、さらに気持ちが引き締まった出来事でした。私たちの部署は、先程も言ったようにリスクを抑えることが仕事です。将来的にクレームをゼロにすることが最終目標です。クレームがゼロになって、お客様が幸せに商品を買えるようになって欲しいと考えています。

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