2023.07.18

サスティナブルな商品特集

スモークチップ

失敗から生まれた、変わり種アイテム

開発当初は全く違う商品として生まれる予定だった?!失敗から誕生した商品はアウトドアや自宅で使える注目アイテム!シンプルな見た目ながらも存在感のあるパッケージに、開発のこだわりが凝縮されていました。

こちらの商品はアウトドアなどで使えるアイテムですね。

スモークチップは“サクラ”、“広葉樹ブレンド”、“ウイスキー樽”の3種類があります。もともとレジャーの商品は、Standard Productsのオープン当初から扱っていました。
ですが、一言でレジャーと言っても、色々な商品がある中で、Standard Productsとしてどのように展開していこうという話になっていたんです。そんな中、時期的にも店舗OPEN時が春先で、アウトドアでも使えるスモークチップはどうだろうという話が出てきました。
国産の木材や間伐材など、もともとできる要素はあったので、じゃあどんなスモークチップにしていこうかと調べていったんです。そこから、変わり種としてウイスキー樽のスモークチップがあったら面白いよね、という風に話が進んでいきました。

どうやってこの商品は誕生したのでしょうか?

ウッドチップは、廃材として結構出るものなんです。国産の木材や間伐材などの切り屑や削りカスなどを使用した香り関係のアイテムを開発している中で、何か使うことができないかと試行錯誤していました。
実は最初、「入浴剤として使えないか?」という話になっていたんです。私自身、自宅のお風呂に入れてみたり、メーカーさんの方でも試してもらってみたりといろいろ実験はしたのですが、どれだけ量を入れても入浴剤として使うには香りが弱く、オイルを加えなければ香りは立ちませんでした。
切れ端で怪我をしないように、お湯にもれないように、といったところまで考えて、不織布の袋に入れたりもしていたんですけどね…(笑)。なら、このウッドチップをどう使おう!となった時に、ちょうど世間ではアウトドアが好評を得ていたので、スモークチップにしてみたら面白いね!という話が出てきたんです。

間伐材を使ったスモークチップというのは、かなり特徴的ですよね。

私もメーカーさんから、この話をいただいた時、「これは面白いな!」と思いましたね。ただ、店頭のPOPだけでは、なかなかこの良さを伝えきれないと思い、パッケージをこだわろうと考えました。
例えば、サクラのスモークチップは臙脂(えんじ)色のパッケージにしたり、ウイスキー樽のスモークチップは黒色のパッケージにしたりと、見た目の色からも雰囲気が伝わりやすいようにしました。
ウイスキー樽のスモークチップに関しては、黒い切り屑の部分などもあえて見えるようにして、実際にウイスキー樽を使用しているとわかるように、納得感を持てるようにしています。

 

福井県産サクラの箸&ヒノキの箸

国産の素材感にこだわった、木の温もりを感じるお箸

塗り箸の生産量日本一である福井県産のサクラそしてヒノキの間伐材を使用した、木の温もりを感じる木箸。
環境に優しく、子どもの食育としても活用できるお箸には、シンプルながら様々なこだわりがありました。

サクラとヒノキの木からお箸が生まれた経緯はなんだったのでしょうか?

Standard Productsでは、キッチン雑貨を幅広くやらせてもらっていることもあって、やはりお箸にもこだわってみたいなと考えて開発しました。
サクラやヒノキなど、日本人にとって身近な木を利用することで、木の温もりなども伝えたかったということもあります。
通常のお箸以外にも、しゃもじや菜箸などもヒノキの間伐材から作っています。

商品を生み出す上での苦労はありましたか?

お箸は普段何気なく使っているかと思いますが、六角や八角、楕円など幅広い形があります。
水分が染み込むとカビが出てきてしまうので、コーティングもしないとお箸としては成り立たません。
見た目も、無垢材感を出すために、薄くウレタン塗装を施していたりと、単純に木を削っているだけではなく、こだわらないといけないポイントはたくさんありました。
菜箸も、形こそ通常のお箸と似ていますが、実は製造工程が全く違っていたり、そもそも同じ工場で製造ができなかったりと、様々な面で苦労した部分はありましたね。

シンプルなように見えて実はこだわりが詰まっているんですね。

加工が一つ増えるだけで、コストが全然変わってきますので、こだわりながら300円以下に落とし込んでいきました。
福井県産のサクラやヒノキの間伐材を、お箸で有名な福井で作りたかったというのも、ひとつの大きなこだわりです。
サクラの木は、密度が高くて堅い樹種なので、実はお箸には向いている木材なんですよ。Standard Productsで展開している関市の包丁の持ち手にもサクラの木が使用されています。キッチン周りでの統一感という点にもこだわりました。

ヒノキピュアエッセンシャルオイル&ヒノキフレグランスボトル

身近なモノから始まるサスティナブルな香り

間伐材を使用したサスティナブルなアイテム、ヒノキとエッセンシャルオイルのコラボ商品!生み出された背景を知り、その上で手に取ることで、環境配慮に対する意識も大きく変化していきます。

ヒノキピュアエッセンシャルオイルの特徴について教えて下さい。

ヒノキの中でも高い香りがする高知県の「四万十ヒノキ」の間伐材から精油したもので、天然成分100%の精油を使用したプレーンをベースに、オレンジ、シダーウッドヴァージニア、ティートゥリー&ユーカリ、ユーカリ、柑橘ブレンドの全6種類を展開しています。プレーンがやはり一番人気ですね!

この商品が生まれたきっかけはなんだったのでしょうか?

香りの商品自体は、もともと世間的にも人気がありますよね。
そこでStandard Productsとして、サスティナブルな目線で見た時に着目したのがヒノキの間伐材でした。ヒノキは香りの強い樹種なので、エッセンシャルオイルとしても相性が良かったんです。
そこから、商品化するにあたってどういったことができるか、ということからスタートしました。

この商品のこだわった部分はなんでしょうか?

一番こだわっているところはパッケージですかね。
Standard Productsは、どちらかというと装飾を削り取って無駄を無くしスタンダードを追求していくブランドです。あまりデコラティブな装飾はせずに、視認性を良くしていくために、ややくすんだ色味で可愛く、高見えするようなパッケージにしています。
どの香りのパッケージも形状は同じなので、色や柄で変化を付けることで統一感を出しながらも一目見てわかるように、ということにもこだわりました。

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