2023.07.18

子育て中も、働きぶりが適切に評価され、
課長に昇格!

大創産業では多くの女性が活躍しています。彼女たちはどのようにキャリアを切り開いているのでしょうか。今回は、商品本部食品部食品輸出課の課長に昇格したI.Mさんにお話しを聞きました。子育てしながらも活躍でき、適切に評価される職場環境が見えてきました。

商品本部 食品部 食品輸出課 課長 I.Mさん
2008年、新卒入社。学生の頃から得意としていた英語を活かして、海外に関する事業に従事。2018年に食品部に異動。ここでその後のキャリアに大きな影響を与える上司と出会う。2023年9月、食品部食品輸出課の課長に昇格。仕事と3児の子育てを両立している。

子育てをしながら
キャリアアップができる。

入社後のキャリアについて教えてください。

入社後、研修を経て本部配属となりました。業務は、当時の部長、常務、専務を歴任された方のアシスタントとして「商品仕入れ」「システム」「海外事業」をサポート。その後、海外事業を強化するための「海外サポート室」が新設され、海外に関わる業務を行っていました。2018年、「食品部」に異動。現在は食品輸出課の課長として海外向けの食品関連業務に携わっています。

昇格の“転機”となる出来事はありましたか?

転機は、食品部で現在の上司と出会ったことです。当時、家庭とキャリアについて悩んでおり、相談をしたところ様々な助言をいただきました。助言をもとに働いてきたことが、今のキャリアにつながっていると思います。

どのような相談をしたのですか?

食品部に異動当時、子どもは2人。3人目とキャリアの両立について悩んでいました。子どもは最低3人欲しいと思っていましたが、子育て中は残業をすることが難しく、時間が限られます。将来的なキャリアを考えると、3人目は難しいと感じていました。
そのことを上司に相談したところ、「長時間働くことではなく、限られた時間の中でどれだけの仕事をしたかで評価します」と。その言葉を信じて仕事に取り組み、今は3児の母となりました。

素敵な出会いだったのですね。

そうなんです!子どもがいるから、家庭があるから、という理由で「これだけの仕事しかできないよね」と決めつけられることもなく、頑張るモチベーションになりました。
働く時間に限りがあるからこそ、仕事は丁寧に早く」を意識しています。その結果、子育てをしながらキャリアアップを実現できました。

世界の最新情報を収集し、
一呼吸おいて、考える。

現在の仕事について教えてください。

海外に日本の食品を「輸出」しています。食品課のバイヤーが国内で仕入れた商品をベースに、食品輸出課で内容を精査し、海外輸出に適した商品があれば、詳しい資料を取り寄せて取引先に提案します。国ごとに規制が異なり、様々な問い合わせをいただきますので、それら一件一件に対応します。
その他、食品の展示会などに自ら足を運んで商品を探したり、海外輸出支援会社と連携したり。仕事は多岐に渡ります。

国ごとの規制対応は大変そうですね。

そうですね。各国の規制は更新され続けるので、常に学び続ける必要があります。例えば、アレルゲンなどは国ごとに定義が異なるので難しい問題です。
各政府機関が公開する最新情報を自ら収集し、継続して学んでいます。海外の取引先担当者と情報交換をし、互いに学びフォローし合うことが大切です。

昇格して変化したことはありますか?

世界展開するダイソーで、その一翼を担いたい。入社当時から抱いている想いは今も変わりません。各国のニーズをとらえた商品を現地で展開できるよう、海外販社メンバーとのコミュニケーションを積極的に図っています。
相手の文化や習慣を理解し、困難をともに乗り越えられる連携体制を築いてきました。グローバルな組織で柔軟かつ主体的に動くことを心掛けています。

そのうえで、管理職として重要なことは、危機管理の徹底と、自己の行動について内省し、そこから新たなことを生み出していくことです。「尊敬する上司だったら、どう判断するだろう」と考えます。
突っ走るのではなく、一呼吸おいて考える。一度立ち止まり、冷静に見つめ直すことの大切さは、現在の上司から学びました。
課題が生じたら改善し、成功事例を積み重ねていくことで、より良い仕事をしていきたいという想いが強くなりました。

子育て中も
安心して働ける職場。

仕事と育児を両立するために心がけていることは?

タイムマネジメントの意識を強く持つことです。1分1分を大事にしていて、仕事もプライベートも分刻みでスケジュールを立てます。これは「限られた時間の中でできることを」という上司の言葉に加え、仕事で関わる他国の方の働き方や考え方にも影響を受けています。
彼らは“勤務中の限られた時間の中で集中することで成果を上げ、オフにはしっかり休む”ということを徹底しています。すごいなと尊敬すると同時に、私もそうありたいと思っています。

助けられる、または役立つ制度はありますか?

子どもがまだ小さいので「育児・介護に関する変形勤務」制度にとても助けられています。出社後、保育園からの迎え依頼があった場合にも、職場を離脱し、帰宅後に自宅で勤務を再開することができます。子育て中も、安心して働ける制度です。
また、産後、早めの復帰を望み、会社に相談しました。当時は制度ではありませんでしたが、柔軟な対応を取っていただき、嬉しいことにしばらくの間、在宅ワークをさせていただきました。資格支援制度も助かっていますね。

何か資格を取得されたのですか?

スーパーマーケット検定や食品表示検定、貿易実務検定などの取得に、資格支援制度を利用しました。教材費や受験費が補助されます。スーパーマーケット検定は、小売業の基本を学ぶことができてとても役立っています。
資格支援制度がなければ、この資格の存在すら知りませんでした。会社からの支援で知識と資格を得られ、仕事に活かせることに感謝しています。

食品輸出のプロであり、
女性社員のロールモデルに。

今後の目標を教えてください。

日本製の食品をより多く、安心安全に世界中のお客様へお届けできる体制を整えたいと考えています。そのためには、私自身が食品輸出の知識を更に深めるとともに、食品輸出課全体の提案力、対応力、知識力を上げていくことが重要です。
これから更に忙しくなりますが、もちろん家族を大事にしたいという思いは変わりません。社内でも出産後に復帰する女性社員が増えています。新卒入社組として私が先を走っていますので、次に続く女性たちのロールモデルになれたらと思います。

理想のキャリアを実現するために大切なこととは?

キャリアを積んでいく上で、困難や悩みはつきません。その時に助けてもらえ、相談に乗ってもらえるのは、それまでに確かな関係を築いてきた周りの方々です。多くの方と話し、その方々の経験を知り、信頼関係を築いてください。
また、若くて体力があり、時間のあるうちに勉強をしておくこともお勧めします。子どもが生まれると時間がなかなか取れません。興味のあることからで良いので、取り組んでおくことをおすすめします。

最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

私たちには「世界中の人々の生活をワンプライスで豊かに変える~感動価格、感動品質~」という社是があります。同様のメッセージを掲げる会社は他にもありますが、これほど幅広く生活全般を支える商品を取り扱う会社は他になく、NO1と自負しています。
普段の生活や、TVドラマの中で「あ、ダイソーの商品だ!」と発見すると嬉しくなります。感動品質、感動価格を目標に、私たちは社会に驚きと感動を届ける仕事をしています。自分たちのブランドに誇りを持てるということは、とてもやりがいのあることです。ぜひ、一緒に働きましょう!

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