2023.07.18

理想の部署への配転を目指すには、
“やりたいこと”と“できること”を自覚する。

入社前からの希望部署である海外事業本部に配転することができたNさん。そんなNさんに、理想の部署で働くためにしてきた努力や配転後の店舗運営との関係性、仕事に対する意識の変化、成長などをお伺いしました。

東京本社 海外運営部 主任 N.Aさん
2021年に新卒入社。入社後は、2年間の店舗運営を経て、23年4月に海外事業部へ配転。ベトナム、タイなどの海外店舗や製造工場の運営を担当。

入社前からの希望だった
海外事業部へ配転が決定

入社のきっかけを教えてください。

学生の時に留学経験があったので、最初の頃は語学力を活かして、旅行会社などの観光業界へ就職しようと考えていました。ところがコロナ禍を経験し、社会情勢に左右されにくい業界で自分の強みを活かしたいと考えるようになっていきました。そこで、大学生の頃からずっとアルバイトをしてきた大創産業に正社員として挑戦してみようと思ったのがきっかけです。

大創産業は、海外事業も展開していますからね。

そうですね。大創産業の店舗は、私たちの日常生活の中に身近にある一方で、海外にもたくさん展開しているので、挑戦するには理想の環境でした。もちろん、「いつか海外事業部で活躍できれば…」という思いで入社しましたが、もし叶わなくても、大創産業には色々な部署がありますので、働きながら自分に合う仕事を探してみるのも一つの手だなとは感じていました。

実際に希望だった海外事業部へ配転した時はどのように感じましたか?

入社前の面接の時から、「いつかは海外事業部で活躍したいです」と伝えていましたし、入社後の定期的にある人事面談でも、ずっと変わらず「海外事業を目指しています」と意思表示をしていたので、とても嬉しかったですね。仕事内容は配転するまで想像することしかできなかったので、もちろん不安もありました。ですが、希望の部署に配転していただということは、それに伴う行動ができていたのかなとは思っています。

日本から海外店舗をサポート
配転後は数字管理も重視

Nさんの現在の仕事内容について教えてください。

現在は、タイと台湾にある製造工場を担当しています。その担当国の売上などを管理しながら、海外店舗の運営や製造・生産活動がうまくいくように、日本からサポートしていくことが主な仕事内容です。また、毎月、子会社報告会があり、そこで担当国の売上を共有しつつ、日本側の方針・意志を伝えたり、逆に海外の子会社の要望を受けたりする中間の役割も担っています。すごく簡単に言うと、海外にある大創の店舗を私が店長となって、日本から運営している、というイメージですかね。

海外の店舗運営と海外事業部の関係性について教えてください。

例えば、「原料や材料を◯◯円分買いたいです」「店舗改装・開店をしたいです」「こんな取引をしたいです」といった相談が、海外にある大創産業の子会社や代理店の店舗運営の方たちから入るとします。それらを実現させるためには日本にある本社の許可が必要なので、海外事業部で稟議書をチェックしたり、契約を更新したり、取引先企業を調べたり…、ということを海外事業部が行っています。なので、関係性としては、売上を上げていくために一緒に働いているパートナーという感じですね。

店舗運営の頃と配転後の働き方の違いについて教えてください。

店舗運営の頃は、周りのスタッフを動かして、自分も動いて、お店の売上を伸ばして、お客様を満足させる、というように結果を出すためにまっすぐ進んでいくようなイメージだったのですが、今はもっと売上に対する数字を考えるようになりました。売上が上がっても、経費がものすごくかかっていたら意味がないですし、最終的に利益になるのかということも考えながら判断していかないといけません。そういった数字の管理は、配転してから意識するようになりました。

適した人財を目指す努力の日々
海外事業部ならではの学びも

配転後に苦労したことはありますか?

OJT形式で仕事を覚えていくので、実際に業務をこなしながら新しいことを学んでいくというのは、おもしろくもあり、大変でもありましたね。ですが、「わからないことはいつでも聞きなさい」と常に上司に言われていますし、海外事業部では週次で業務状況を共有するMTGも開かれています。仕事上の悩みを抱えたままという状況が続くことはなく、相談できる場があるので、着実に力はついてきていると感じています。

配転後、仕事に対する意識の変化はありましたか?

自分から学ぶことの大切さを再認識するようになりました。例えば、この仕事にマニュアルがあって、その通りにできるようになったとしても、私なりのやり方で、いろいろな角度から学び、成長していかないと、他の人でも良かったんじゃないの?となってしまうので。海外事業部に適した人財になるためには、やっぱり自分から学び続けないといけないという気持ちは強くなりました。

成長したと感じる部分についても教えてください。

視野はとても広がりましたね。日本では当たり前のように売り出している商品も、ある国では規制で使用できない成分が含まれていたりもします。国ごとのルールを知っていくことで、自分の中の当たり前が当たり前ではなくなった、という出来事はこの仕事をするようになってからたくさんありますね。そういった知識や視野の広がりは、そのまま自分自身の成長にも繋がっているように感じます。それは、海外事業部ならではだと思いますし、面白いと思える部分の一つですね。

“やりたいこと”と“できること”を
きちんと自覚して差を埋めていく

今後の意気込みや目標について教えてください。

そうですね。まだまだDAISOが未出店の国はありますので、そういった国での新店出店にいつかは携わってみたいなとは思っています!もちろんそれは大変なことだとは思いますが、それ以上に楽しそうだなという気持ちが強いので!一方で、現時点では、もっと知識を蓄えて、できる仕事を広げていきたいという気持ちも強いですね。その上で、一人で舵を取っていけるぐらいの力を身につけたいと思っています。まずは1人立ちできるように!という感じですね!

希望部署で活躍するためのアドバイスはありますか?

やりたいことだけをやっていても希望は叶わない、というのはずっと思っていて。まずは自分の“やりたいこと”と“できること”を、しっかりと認識することから始めるといいのかもしれません。やりたいこと”と“できること”を理解した上で、その差を埋めるために、苦手な分野にも関心を持ってみるとか、気の進まないことにも挑戦してみるとか、小さな努力を続けていくことが大切だと思います。そういった頑張りも、きちんと見てくれる会社なので、いずれは求める結果にも繋がっていくのではないでしょうか。

最後に読者の方にメッセージをお願いします。

何をするにしても、自分に自信を持つことが大事だと思います!自信を持つためにも、先程もお話したように、小さな努力を積み重ねてみてください。また、仮にあなたが会社に入って、希望していた部署とは異なる部署に配属になったとしても、「自分の求めているステージはここじゃない」とやる前に決めつけてしまうのは良くないと思います。何事もやってみないとわかりません!やらなくて後悔をするよりも、まずはやってみてから考える、ということが次へのステップに繋がると私は思います。

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