2024.04.01

「若手社員が感じた“アメリカからみたDAISO”」
~Henshin Plan成功のために~#1

■■ 株式会社大創産業 取締役×社員 座談会 ■■

「Henshin Plan」について

海外の売上比率の拡大を目指す方針の大創産業。その要となるのが、人口約3億3,000万人――小売における大きな可能性を秘めたアメリカ市場への出店です。そのため現在は約120店舗のアメリカ出店数を、2030年には1,000店舗到達へ拡大させる事業プロジェクト「Henshin Plan」が動き出しています。

大創産業では計画推進にあたり、現地の従業員をけん引し、新店立ち上げ・店舗運営に参加する「アメリカ研修」を実施しました。参加条件は、海外市場におけるDAISOの規模拡大に意欲的な人材であること。「社歴を問わず、チャレンジ意欲をカタチにできる場を創りたい」という想いのもと社内公募しました。今回の記事では、実際にこの研修に参加し、アメリカ市場でのDAISOへの反響を肌で感じてきた若手社員3名、そして取締役・鈴木との座談会の様子をお届けします。

対談者

■ 取締役 鈴木 拓 (2001年入社。店舗運営本部部長・海外事業本部部長などを経て、2021年より取締役に就任。)
■ A・K(入社3年目・店舗運営本部。2024年3月から米国大創への赴任が決定。)
■ T・Y(入社3年目・店舗運営本部。2024年3月から再度アメリカ搬入研修へ参加予定。)
■ S・S(入社3年目・店舗運営本部。2024年3月からGL情報システム部GL運用課へ配属が決定。)
※若手社員は研修・座談会時は入社2年目

海外展開の要・アメリカ
現地の店舗づくりを通して肌で感じた、“文化の違い”

アメリカ研修は、それぞれ違う土地で新店舗立ち上げや店舗運営に携わってもらいました。まずは、現地での具体的な業務を教えてくれますか。
テキサス州で、2店舗の新店の搬入と、5店舗の店舗運営に携わりました。現地のセクションリーダーや従業員さんへの指示出し・指導、BR設定などが主な業務でした。
私も業務は同様です。シアトルとサンフランシスコで2つの新店舗立ち上げと、既存店のバックルーム改善・教育などに携わりました。新店立ち上げはセクションリーダーや搬入リーダーとコミュニケーションを図りつつ、什器の組み立てから携わり、一つの店舗を創り上げたので、大きな経験になりました!
アリゾナ州で2店舗の搬入と、4店舗の運営に携わりました。搬入は他のふたりと同様、新店オープンに向けた現地の従業員さんへの指示出しや指導が主なミッションです。運営は荷受けや品出し、発注、売り場の修正、教育など…幅広い業務に触れました。
なるほど。それぞれ現地の従業員さんと連携しながら、新店の立ち上げや店舗運営の業務にあたったんだね。はじめて取り組むことが多かったと思うけど、特に苦労したことはあるかな。
日本で行なっていた新店立ち上げの搬入や、店舗運営における教育の前提やフローが、ここでは全く違うと感じました。日本であれば少なからずDAISOのことを知っている人にレクチャーするので、コミュニケーションでカバーできる部分も多いです。しかし、アメリカでは、DAISOの小売としての役割や魅力を知ってもらうことからはじまるんです。
私も、教育の難しさを感じていました。現地で新規店舗をオープンさせるにあたって人材の採用からスタートするわけですが、まずは小売としてのDAISOの役割や扱う商品についてなどのインプットからはじまります。開店までの限られた時間の中で、理解してもらうための「伝え方」には、工夫が必要でした。
たしかにそうですね。向こうの方々にとっての“当たり前”だと、「均一価格店の売場はあまり整理しないもの」という認識なので…。根底にある「文化」が違うからこそ、日本での当たり前をそのまま実践しても上手くはいかない。そんな中で現地の従業員に、店舗での業務一つひとつの意義を丁寧に伝えることを心掛けていました。

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