英語スキルゼロから5ヵ国の担当に!行動力で切り拓くグローバルキャリア
2016年入社 新卒社員M・Yさん
高校卒業後、サンフランシスコへの留学経験を経て大創産業に入社したM・Yさん。入社後は店舗運営や本社勤務を経験し、海外事業本部の発足時から参加。5ヵ国を担当し、現在はロサンゼルス事務所で多彩なスキルを活かし活躍中です。そんなM・Yさんに、海外での挑戦やキャリアについて詳しくお話を伺いました。
大創産業へ入社するまでの経緯を教えてください。
高校を卒業後、約10ヵ月間サンフランシスコに留学し、帰国後に就職活動を始め、大創産業から内定をいただきました。正式に入社するまでの間は内定者アルバイトを行っていました。2016年に入社したので、社歴は入社9年目になります。
入社してからのキャリアについて教えてください。
入社1年目から3年目までは中部・北陸地区の店舗で勤務していました。1年目の半年間程は、研修として搬入業務を行っていましたね。1年目の12月頃に岐阜の店舗で店長を任され、2年目、3年目は名古屋の店舗でも店長を務めました。また、3年目には現場トレーナーやエリアマネージャー補佐のような役割も経験しています。
そこからどのような経緯で海外赴任になったのでしょうか。
私が入社して4年目に海外事業本部の海外管理部が発足したのですが、そのタイミングで本社の海外事業本部に配属となり、子会社や代理店をサポートする部署に配属されるようになりました。留学経験があったので、配属されたのかもしれません。
アメリカに赴任されたのはいつからですか?
海外事業本部に配属になってから3年間勤務をし、入社7年目に米国子会社に赴任となりました 。アメリカ勤務は今年で3年目になります。
海外事業本部で最初に任されたのは、どの国でしたか?
最初はアメリカ、ブラジル、そして当時子会社だったオーストラリア、製造会社のタイ、ベトナムに加えて代理店のハワイ、オーストラリアなどの計5ヵ国を受け持ちました。その当時、海外事業本部には、管理職4人と担当者が4人おり、それぞれが複数の国を担当していました。
実際に海外事業本部で活躍してみて、今どのように感じていますか?
店舗での現場経験しかなかったので、はじめのうちは全く違う職種に就いたような印象でしたね。語学力だけあれば良いわけではなく、契約書を読んだり、会社のPL(損益計算書)を読み解いたりするデスクワークのスキルも必要になっていきました。ですが、そのような業務が増えていった一方で、新設された部署だったので自分たちで仕事や環境を作り上げていく面白さも感じるようになってきたんです。そこからの3年間はとてもやりがいのある経験をしたと感じていますね。
今、アメリカでどのような業務をされていますか?
日本でいうところの社長室や経営企画のような部署で、各部門・業務の改善や分析、問題点の洗い出しなどを行っています。その他にも日本へ広報するための分析や資料作成、数字の読み、仕入れ周りのサポートなども行っています。最近は特に商品仕入れに関する課題が大きく、日本から仕入れる食品の発注担当として課題解決に取り組んでいるところです。また、来年には新業態であるTHREEPPY/StandardProductsを出店する予定なのでその準備も進めていますね。
日本の大創産業での学びが、アメリカで活かされていることはありますか?
本社で3年間勤務していた時も日本の大創産業の各部署と海外とを繋げる架け橋のような仕事をしていたので、その中で培った関係性やスキルは今も活かせています。その時に各部署の役割を仕事の中で理解することができたので、アメリカに赴任してからも問題が起きた時には、どの部署にどう働きかければ解決できるか、ということがわかるようになりました。
Mさんは入社前から海外志望だったのでしょうか?
そうですね、サンフランシスコへの留学経験もあったのでそのつもりでした。大創産業が募集していた内容にも海外で働けるとありましたし、期待もしていましたね。ただ、入社後に店舗運営のやりがいや面白さをたくさん感じるようになったので、このまま店舗運営を続けていくのも良いかな?というのも少し考えていました(笑)。
留学前まで英語は話せなかったとお伺いしました!
はい、留学前まで英語は全く話せませんでした。それこそ、「YES」と「NO」しか話せませんでしたよ(笑)。最初のうちは海外の映画を何回も見直して独学で英語を勉強していましたが、とりあえず行ってみよう!と奮い立ったんです。 実際に現地で過ごすようになると、自然と話せるようになっていきましたね。ですので、日本語以外話せないという方もまずは挑戦してみることで必ず話せるようになると私は思います。実際に私がそうだったので。
海外で活躍するために、日本で蓄えておくべきスキルはなんでしょうか。
もし、私が大創産業のビジネスの本質を理解できないままアメリカへ赴任していたとすると、私も現地で通用していなかったと思います。だからこそ、自分の仕事への理解だけではなく、大創産業という会社に対する知識をしっかりと身に付けてから海外へ挑戦することをお勧めします。各部署を理解できる環境だと一番良いですね。私の場合は3年間の本社勤務での経験はとても役に立ったと感じています。
今思うとMさんが日本で学んでおけばよかったと思うことはありますか?
この部署に異動してからは現場だけでなくデスクワークの仕事も増えてきたので、そういった現場以外のスキルも身に付けておけばよかったなと感じることはありますね。やりたいことはたくさんあるのですが、スキルが追い付かない部分もあり、もどかしいことがあります。
では、学生時代に何か準備しておいた方が良いことはありますか?
日本とアメリカでは文化も違います。日本じゃこうだから、という考え方だと海外ではうまくいかないことが多いので、柔軟性や多様性を受け入れる力も大切です。あとは、海外でコミュニケーションを取る上で当然語学力は必要になってきますので学んでおく必要はあります。
アメリカのスタッフの方たちに対して、心掛けていることなどはありますか?
例えば何か仕事をお願いする際には、相手の方が納得するような理由を伝えたうえでご依頼するようにしています。「さっき頼まれたこの仕事って何のためにするんだろう…」と疑問を持ちながら働いていることってありませんか?日本だとそれが多いように思います。アメリカでは納得しないと相手は動いてくれませんので、その点は常に心掛けるようにしています。そういう意味でもアメリカではスタッフともフラットな関係性を築いていますね。
Daiso USAの社長はどのような存在ですか?
経験や知識が豊富で、人間的にも素晴らしい方です。何事も否定をせず、人を悪く言わない姿勢や自ら行動するリーダーシップは尊敬しています。何かに悩んだ時や新しいことにチャレンジしてみたいという時には必ず助けてくれる心強い方なので、今後アメリカへの挑戦を考えている方も安心していただけると思います。
最後に、今後のキャリアについてお聞かせください。
いろいろな分野に携わる機会が、海外だと本当にたくさんあります。“器用貧乏”という言葉がありますが、今の環境を活かしてなんでもできるようになりつつも、それぞれをさらに突き詰めて“マルチプレイヤー”のような存在になりたい!というのが私の目標です。
大創産業がさらに成長していくためには、もっともっと海外へ進出していく必要があると考えています。多くのことをマルチにこなせるようになって、今後、新しい国に店舗を出すとなった時に、そこでリーダーとして挑戦してみたいですね。