アメリカのビジネス誌「Entrepreneur」に社長インタビューが掲載されました!
メディア:Entrepreneurとは?
1977年に創刊し、48年の歴史を持つ起業家・企業経営者向けの雑誌で、マーケティングのノウハウ、最新技術、企業財務の情報、マネジメント、最先端のビジネス紹介などを掲載しているビジネスメディアです。
「 Entrepreneur」 2025年11月12月号
P3がDAISO
https://assets.entrepreneur.com/static/1_Entrepreneur_International_Spotlight_NovDec_2025_Japan_.pdf

[Entrepreneur] NovemberDecember 2025
お手頃価格の高品質を日本から米国、そして世界へ届ける
グローバルな小売業界では消費者行動の変化、デジタル技術による変革、そして価値重視のお買い物志向の高まりにより劇的な転換が起こっている。業界アナリストによると、ディスカウントストア、バラエティショップは、消費者が日々の買い物において、手頃な価格と革新性の両方を求めていることから、世界でも最も成長が著しいセグメントといわれています。この変化の激しい業界の中で、100円ショップをルーツに持ちながらも、グローバルなライフスタイルブランドに成長し、世界の何百万人という人々に買い物の喜びを届けている大創産業(以降ダイソー)ほど、この潮流を体現している会社はありません。
ダイソーの進化は、ブランドポートフォリアの拡大も反映しています。100円ショップの形態として始まったダイソーは、そこから幅広いライフスタイルを支える仕組みにまで成長をしました。Standard Productsはミニマリストで環境に優しい、プレミアム感のある商品を、そして、THREEPPYは、より若い消費者に流行りを取り入れたおしゃれな商品を取り揃えています。これらの2つのグループブランドによって、ダイソーは、低価格小売業から、価格だけではなく、デザイン、サステナビリティ、文化的親和性からグローバルに競争できるような幅広いライフスタイルブランドへ新たな立ち位置を確立しました。
2025年において、ダイソーは世界26の国と地域で5,670店を運営しています。年間で約400店舗、一日1店舗以上のスピードで拡大しています。日本では、47都道府県に4,625店を展開しており、その規模は他に類を見ません。世界においても特に北米とアジアでの加速は継続中です。
米国は、瞬く間にダイソーの中心的な成長舞台となり、既に220店を運営しており、カリフォルニア、テキサス、イリノイに多くの店舗があります。その他にもアリゾナ、フロリダ、ネバダ、ニュージャージー、ニューメキシコ、ニューヨーク、オクラホマ、ワシントン、そしてハワイにも展開し、確かな存在感があります。2025年にも拡大は加速中で、コロラド、ユタ、オレゴン、テキサスや他の州での出店が計画されており、真の全米規模の基盤を構築しようという意欲を際立たせています。
この成長を支えるために、ダイソーは米国での生産も模索している。この取組によりサプライチェーンを短縮し、米国消費者のニーズへの適応力を高め、更に米国で生産された商品を日本に逆輸入することも可能になるでしょう。店舗数だけを追いかけるのではなく、同社は戦略を見直し、重要な都市における基幹店、店舗ごとの売上の押上、人材の強化・トレーニングに注力することとしました。社長である矢野靖二氏は、「もはや、拡大するためだけにより多く出店するのではなく、重要都市でしっかりした基幹店を作り、店舗ごとの売上を上げることに注力をしています。アメリカは米国を最重要な市場と考えています」と説明しました。
その成果は、一目瞭然です。シカゴにおけるダイソーのオープン初日において夜から300人が並び、現地のメディアでも広く取り上げられました。アーカンソー店では、東京池袋のダイソー基幹店の歴史的な初日売上さえ超える結果となりました。米国においてダイソーというブランドが、文化的な共感を高めている明確な証拠です。
ダイソーの一番大きな強みは、たゆまぬ革新と俊敏性です。同社は7万の商品を管理しており、そのうち3万5千の商品が実際に販売され、毎月1300 以上の新商品が発売されます。商品の90%が同社で開発されており、日本のものづくりの職人技を体現しています。社長の矢野靖二氏は、「当社は新商品を早く開発することができます。売れれば継続しますし、売れなければ入れ替えます」と説明します。独自の日本的なDNAを守りつつ、素早いサイクルによってダイソーは変わりゆく消費者の好みに合わせ、現地の人に共感を呼ぶ商品をお届けしており、ここがグローバルな成功の礎です。
ダイソーは最近、映えある国際小売業者・年間最優秀賞を受賞し小売業の革新におけるグローバルなリーダーである地位を確固にするとともに、100円ショップのルーツからライフスタイルブランドへ進化したことを示しました。
他社とのパートナーシップは、ダイソーの国際的な戦略においても重要な役割を果たしています。安定した客足を稼ぐ信頼できるアンカーテナントというポジショニングで、ショッピングモールの運営会社、不動産オーナーと緊密に協働しています。ダイソーの店舗は、家族連れ、学生、他国籍な人たちも含め多様なコミュニティで魅力を発揮していますし、集客と再来店を確実に引き寄せる磁石となってくれます。
ダイソーの主要な注力軸はしっかりアメリカにありつつも、将来、メキシコで潜在的な成長が見込めると考えています。サステナビリティはより一層ダイソーのビジョンの中に織り込まれています。人々の“生活のインフラ”になる強い意志に沿って環境にやさしい包装、持続可能な仕入れ、耐久性のある商品デザインに力を入れています。矢野氏にとってミッションは明白です。「人々の生活を豊かにする高い品質の商品を、手に届きやすい価格で商品をお届けしたい。老若男女、ダイソーはみんなのためにあります」。近い将来1兆円という売上目標の達成を目指しつつ、ダイソーは今後も、誠実、俊敏、革新を中心に据えて成長をしていくことでしょう。
100円ショップという目新しい商品を扱う店として始まった時代から、日本で最も象徴的なグローバルブランドの一つになるまでのダイソーの歩みは、常に変革の連続でした。職人技、顧客第一の試み、大胆な国際的なビジョンの融合が、誰にとっても魅力的なライフスタイル分野をけん引する存在へと押し上げました。アメリカにおけるダイソーは、もはや単なる店舗ではなく、手ごろな価格で日々の生活にちょっとした日本の独創力を感じさせる文化的な現象になりつつあります。