2023.07.18

小さな“気づき”を積み重ね、
歩みだす日本一への道。

「なんだ!ダイソーにあったんだ、こんなものまであったんだ!」という大創産業の豊富な商品開発を支えるバイヤー職。魅力的な商品を生み出すために必要な“考える力”は、どうやら店舗で働く中で磨かれていくことがわかりました。

商品本部 商品2部 主任 M・Aさん
2015年に大創産業に新卒入社。中部北陸地区愛知エリアで店舗運営を経験後、2018年10月より商品本部で文具を担当。2020年からは主に手芸用品を中心に、ラッピング用品、クリスマス関連商品のバイヤーとして、多くの新商品を手掛けている。

アルバイト時代に気づいた
ダイソーで働く面白さ

もともとダイソーでアルバイトをしていたとのことですが、入社のきっかけは何ですか?

小売のアルバイトをイメージすると、品出しやレジ打ちだけを想像されるかもしれませんが、私が大学時代に働いていたダイソーでは少し違っていました。当時の店長がアルバイトにも裁量の大きい仕事を積極的に任せてくれる方だったんです。化粧品売り場の陳列や商品発注を、私の考えでやっていいと任せてくれたので、学生のうちにアイデア次第で売上を変えることができる、“面白さ”を知れたのが嬉しかったですね。

仕事感に影響するような貴重な経験をアルバイト時代にされていたんですね!

若手の社員さんを見ていても雰囲気がとても良く、みんなイキイキと働いているのが印象的でした。アルバイトは就活前に辞めてしまったんですが、当時感じていた面白さが忘れられず、思い切って大創産業へ応募してみました。アルバイト時代から物流や商品に関して強みがある会社だと感じていたこともあり、志望部署は特に興味を持った商品部。「自分でヒット商品を生み出したい」という想いを持って入社しました。

店舗運営で学んだことが
バイヤーでも活きている。

最初に配属された店舗運営の仕事ではどのようなことを意識されていましたか?

商品知識をとにかく身に付けようと、常に意識していましたね。実際に売り場でどんな商品が売れるのかを知らないと販促できないですし、陳列する際にどの商品を優先してお客様の目に触れやすいゴールデンゾーンに並べるべきかわかりません。だからジャンルごとの売上データを見ながらいつも商品のことを考えていました。
また、私の働いていたエリアでは、エリア内の各店舗に販促内容を指示する『販促チーム』という活動がありましたので、私もスキルアップのために積極的に参加していました。

ただ販売をするだけの仕事ではなく、常に考えながら働く“攻める仕事”だったんですね。

本当に考えることが大切な仕事でした。例えば新商品の陳列をしている際に、「このサイズだと陳列しにくいな」「この作りは破損しやすいな」というような、ちょっとした気づきが得られます。パッケージのデザインによっては陳列が乱れた際に直す作業も大変ですし、パッケージが破損するとその分、無駄なロスが生まれてしまう。店舗で働いていたからこそ得られるこうした経験・知識は、実際にバイヤーとして新商品を企画していく中で活かせています。

店舗運営ならではの難しさもあったんじゃないですか?

若いうちから複数の店舗運営を任せてもらえる環境ですが、担当するのは都心部の若者が集まる店舗から、田舎にある郊外の路面店まで様々。各店舗の売上をどう伸ばしていくのかを考えるのは大変でした。ただ、店舗運営ではまだまだ狭いエリア特性で悩んでいましたが、商品部では全国規模の特性の違いに対して考えていく必要があります。
例えば私の担当している手芸用品であれば、北海道や東北の寒い時期では毛糸が良く売れるため、該当エリアには多めに商品が届くように手配するなど、特性を見極めることが重要です。そう考えると店舗での苦労は本当に良い経験でした。

お客様の喜びを胸に
挑み続ける仕事。

店舗運営から商品部に変わり、改めて感じるやりがいを教えてください。

“ダイソー”だからこそファンの数も多いですし、新商品を世に送り出すサイクルも、売れるスピードもとても早いところが楽しいですね。また、仕入先様からも「これってどのくらい売れるんですか?」と尋ねられることがあるんですが、数字でお答えすると「そんなに売れているんですね!」と皆さん驚かれています。売上規模が交渉材料になるなど、ダイソーブランドのすごさも感じられます。

逆に厳しいなと感じる瞬間はどんな時ですか?

商品化は自分ひとりの意思では決められません。大型企画などは社長決裁が必要ですし、企画を実現させるためにはプレゼンで熱量とロジカルな情報が求められます。日本全国だけでなく海外に展開する大創産業の商品を担うプレッシャーはやはり非常に大きいです。
それでも私が続けられているのは、SNSに上げられているお客様の喜びの声。「この商品がすごく良い!」「この商品でこんなことができる!」など、自分の手掛けた商品が誰かの役にたっていると感じられることが何よりも嬉しいですね。情報収集を兼ねたSNS巡りが私の“癒やし”の時間になっています。

商品部の仕事で大切にしていることは何ですか?

他部署の方に迷惑をかけることも多い部署なので、良い協力関係を築けるようコミュニケーションを取ることが非常に大切です。
現在はコロナの影響で実施できていないんですが、バイヤー自身が旗艦店の搬入を手伝いに行き、「こんな商品が欲しい」「この商品についてどう思う?」といった意見交換を現場の若手社員と行うこともあります。横の繋がりが強固な社風なので、主体性があれば欲しい情報を集めやすい環境ですよ。

ありがとうございました。最後に今後の目標をお聞かせください。

手芸用品を担当してから「日本一の手芸店を作ってくれ」と、直接社長から声をかけてもらっています。私自身も同じ目標を持って頑張っていますが、これまで担当していた文具と異なり、手芸用品はこだわりを持って商品を選ぶ方が多いので、まだまだ専門店には勝てていません。「ダイソーに行けば手芸用品も何でも揃うね」と、お客様に感じていただけるよう、今後も商品化に取り組んでいきたいと思います。

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