2023.07.18

良いことも不満も全部受け取って
100名以上の新人の個性と向き合う。

大創産業の教育担当として、真っ直ぐに新人社員と向き合い、一人ひとりを理解していく事を始めたKさん。その長い道のりがあったからこそ、社員の方たちの中にも劇的な変化が訪れたそうです。

人事・総務・労務本部 人事部 能力開発課 K・Mさん
2017年に大創産業に新卒入社。福岡エリアで複数の店舗の店長経験を経て、2020年より人事部 能力開発課へ異動。入社1年目~3年目の新入社員、若手の人事側の教育担当を担う。

「スタッフファーストな社員に」
その言葉が今でも根底にある

Kさんは、元々教育に対する関心はあったのですか?

実は、入社した時はバイヤー志望だったんです。ディズニーが大好きで、ダイソーとのコラボ商品に自分も携わってみたいと思ったのが、最初のきっかけでした。
ですが、実際に店舗での仕事を経験していく中で出会った、トレーナーである先輩の教育に対する姿勢に心を打たれて、“こういう人になりたい”と思うようになったんです。

その時からKさんの教育の理想像が生まれたわけですね。

先輩のトレーナーの方から常に言われていたのが、“スタッフファーストの社員になりなさい”ということでした。現場を離れた今でも、自分自身がそうでありたいと思っています。
スタッフに何か問題があった時に、一番に駆けつけられるような人にみんなが成長していって欲しいと考えています。

一人ひとりを知るために
全国行脚した先に気付いたもの。

能力開発課では実際にどういった業務をされているのですか?

新卒入社した1~3年目の社員向けに研修の企画や資料を作成し、教育に関するさまざまなサポートを行っていくのが私のメインの仕事です。それとは別で、今年から新しい取り組みとして、新人全員を対象とした個人面談をスタートさせました。日本全国に130名程いたのですが、半年間かけて一人ひとり会いに行きました。

全国にいる新人全員に…、想像以上に大変だったのでは?

話すことは好きなので苦ではなかったですね(笑)。それに、まだ会ったことがない、会話をしたことのない新人たちがたくさんいたからこそ、やる価値はあったんだと思います。知っている人から受ける研修と知らない人から受ける研修では、入ってくる内容や残るものも違うと考えています。
だからこそ、自分を知ってほしかったし、わたしもみんなを知りたかったんです。

個人面談を経て得たものは何だったのでしょうか。

一番大きな収穫は、個人個人をしっかりと見ることができたということです。意外におしゃべりな社員もいたり、しっかりとした考えをもっている社員がいたり。研修は講師が一方的に発信する場面が必然的に多くなります。面談では双方向のコミュニケーションをとることができるので、それまで気付けなかった“一人ひとりの個性や思い”を知ることができました。
それは、私だけではなく、お互いにそうだったようで、個人面談と経て、プライベート相談や本音で意見を言ってくれる人が増えたように感じています。今後もこの取り組みは、続けていきたいですね。

新人の教育担当として、そこまで突き動かすものとは?

教育環境を整備したいという気持ちは、入社1年目からすでにありました。入社2年目で私自身も店長を経験しましたが、その時に「店長とは何をすべきなのか」という悩みも実際に持ちました。その悩みはみんなが抱えていることだと思います。確かな正解に導くことができなくても、手探りの状態を少しでも切り拓ける状況を作りたかったんです。

お互いを理解し合うことで
離職率は劇的に低下

能力開発課の最大のミッションは、なんだと思いますか?

代表の想いとして、“どの会社に出しても恥ずかしくない人材に育てて欲しい“と言われています。新人の頃は、やりたいことの理想とできることの現実の乖離が、特に生まれやすい時期だと思います。
これは私自身のミッションにもなりますが、その乖離を埋められるような研修内容を企画することや、面談した際には自己分析をさせてあげて向いている部署・職種・仕事を話してあげることが、新人の方たちには必要なことなんじゃないかなと思います。

Kさんが入ってから離職率が劇的に下がったと伺いました。

「人事課は一体何をやったの?」って驚かれましたね(笑)。まずは会社の成長=従業員の成長と明確に発信を始めたことですね。社員からキャリア希望を出して、人事担当が面談しながら個人の評価やデータを見て一緒に適性を考えたり、会社がやりたいことと、適材適所と成長・活躍を考えることを通して、会社の思いと、社員一人ひとりの思いがリンクし始めたからだと思います。
もう一つは、部署や年次を超えてお互いを知る機会が増えたこと。先程の個人面談のように、一人ひとりをもっと知るような機会や、研修で同期と顔を合わせる機会を増やしたからだと思います。私自身はそのコミュニケーションのベース部分を担うことが出来たのだと思います。

教育のテーマとしてある、「自律・自考・協働」。Kさんはどう捉えていますか?

“スタッフファースト“というのが、まさに協働だと考えています。スタッフが困っている時に、見て見ぬふりをしてしまうようでは、店長としての仕事は全くできていないと私は思います。
自律・自考に関しては、どれだけ現場を巻き込んで自律・自考できるように教育していくかが課題だと感じています。「自由な発想をしていこう!」という環境に、大創産業はこれからますます変わっていきます。そのために働きやすい環境をどれだけ作っていけるかが、大切だと思います。

自分にしかない武器を
大創産業で見つけて欲しい

教育担当として何か心がけていることはありますか?

どんなに新人の方たちが増えても、入社までに「~さん」と名前で呼びかけられるように心がけています。顔と名前を把握できていない人が教育担当だと、決して心は開けないと私は思います。
「元気だった?」「笑顔硬いよ」と、入社式では一人ひとりに声をかけられるようにしたいですね。来期に100名ほど入社するので、あと40名ほどの顔写真を穴が空くくらい毎日見ています(笑)。

これから大創産業で成し遂げたい目標・夢はありますか?

今後の目標としては、教育環境をもっと良くしていきたいと考えています。本部もしくは本社に教育センターを作りたいというのが夢です。デモ店舗や宿泊できるような環境もあるような。
それが実現できれば、全国各地にそういった教育センターを広げていきたいですね。すごく大きな夢ですがいつか絶対に叶えたいことの一つです。

最後にまだ見ぬ次の新人に伝えたいことはありますか?

大創産業はいろんなことにチャレンジできる会社です。私自身も入社2年目から人事の仕事に携わることができていましたし、現場で言うと2年目で店長職に就けるような会社はそうそうないと思います。チャレンジングな姿勢をサポートしていくための体制は、私たちが必ず作っていくので安心して入社してください。
そして、どんな小さなことでもかまいません。自分にしかない武器を、ぜひ大創産業で見つけてみてください。

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