近年、人材育成にますます注力してきた大創産業。今回はそんな大創産業の各種制度や研修についてご紹介するシリーズ記事の第一弾。入社前~入社後のフォロー体制や研修について、人事部 採用課のOさん、能力開発課のNさんに伺いました。
新卒向けのフォロー体制で気をつけていることはありますか?
採用課Oさん:
入社前と入社後でお悩みの内容が異なっているので、それぞれの段階に合わせた“不安”をきちんと解決に導けるようなフォローを毎年考えています。
それぞれの不安とは、入社を迷われている方であれば「どんな研修が用意されているのか」「将来どんなキャリアステップがあるのか」、入社間もない方であれば「店長として店舗運営が務められるか」「同期よりも自分は成長していないのではないか」というように、入社前後で内容が異なります。
人事部内で入社前後の研修・フォローの担当が分かれているのですか?
採用課Oさん:
基本的には入社前までを採用課、入社後を能力開発課が担当していますが、完全に分けているわけではなく、意見交換を行いながら協働して、全員で育てるというスタンスで取り組んでいます。
大創産業では若手社員が教育や採用に携わっていているので、実体験から考えた企画や若手ならではのアイデアを活かし、フォローを行っていることはこの会社の強みだと思いますね。
お悩みに関してはどのようにキャッチアップして、活かされていますか?
採用課Oさん:
入社前は面談やアンケートを実施し、意見を集約しています。キャッチアップした質問や不安な点を解消できるような座談会・イベントを設けるようにしています。
例えば、様々なキャリアを知ってもらうために複数部署の先輩の話を聞くセミナーを実施しました。しかし、根幹になる店舗運営本部に対しての「店舗運営はどんな感じなの?」といった意見が内定者から出ました。なので、実際に店舗運営がどんなスケジュールや働き方をするのかを知ってもらうセミナーを実施するなど、可能な限り入社前の不安や疑問を解消できるようにフォローを行っています。
また、同期や在籍社員との関係構築を望む声も多いです。その解消のために、内定式をリアル開催し同期や人事部ともしっかりとリアルでコミュニケーションをとれる場を準備しました。今年度は大創産業が50周年を迎えるということもあり、先輩社員のパネルディスカッションから会社の理念や想いをしっかりと理解してもらい、将来のキャリアをイメージできるような研修を予定しています。
能力開発課Nさん:
入社後はトレーナーとメンターというサポート役の先輩や人事部も面談を行い、不安や悩みをキャッチアップして随時解消しています。スキル面で不安を感じている方が多い傾向がありますので、面談で得た情報を人事部とトレーナー、メンターでそれぞれが共有して密な連携を取り、現場でのOJT研修に活かせる環境を整えています。また、研修の後に同期との意見共有会を実施するなど、不安な時期に孤独にならないような取り組みにも気をつけていますね。
不安解消のためにコミュニケーションを大切にしているんですね。
能力開発課Nさん:
そうですね。悩みや不安をうち開けてもらうためにもコミュニケーションをとって信頼関係の構築ができるように意識しています。
入社前にはどんな研修がありますか?
採用課Oさん:
今年度は5月と6月でキャリア形成の為の座談会をWEB開催し、海外運営本部、人事部、店舗運営本部の社員との交流を行いました。7月には店舗業務を学ぶ研修をリアル開催しました。9月以降からも毎月研修を実施する予定です。今後の研修の内容は大きく分けて3つあり、1つ目は入社後の取得が必須となっている、リテールマーケティング(販売士)資格の取得に向けた勉強会。2つ目はしっかりと将来のキャリアプランを立てる研修。3つ目は2月以降には引っ越しなどの事務的なフォローも行う予定です。内定が出る時期は人によって異なりますので、内定時期によって受けられない研修が出ないよう、各研修はアーカイブ配信も行っています。
入社前からきちんと準備ができる環境なんですね。
採用課Oさん:
入社前からいいスタートダッシュを切れるように、今年からは特に入社前の研修を充実させていますので、大創産業への就職を検討中の方もぜひ期待してください!また、研修とは別に夏頃からは希望する方には店舗での内定者アルバイトも順次ご案内しています。実際の店舗業務を入社前に学べる貴重な機会です。勤務店舗は内定者の希望を伺いつつ、内定者にとって必要なスキル・知識が学びやすい店舗を運営部と相談してご案内するようにしています。
入社後の研修についてはいかがでしょうか。
能力開発課Nさん:
今年度は入社後に1週間の新入社員研修からスタートし、現場に配属後はOJT研修で店舗運営について学んでいただいています。店長になるまでに学ぶべき業務内容を進捗シートにしているので、進捗シートを活用しながら、新卒の皆さんが学ぶべきスキル・知識にズレがないように一人ひとりの成長度合を見ながらフォローしています。
OJTだけではなく、OFF-JT研修もありますか?
能力開発課Nさん:
OFF-JT研修もあります。今年度に関しては、現場スキル向上のための『階層別研修』、売り場作りの結果報告の『業務報告会』、会社の情報共有や店舗管理スキル向上のための『社員セミナー』といった合計13回のOFF-JT研修をご用意しています。また、OFF-JT研修は座学だけでなく物流センターに集まり、全員で大創産業の物流について体験してもらう研修も実施しました。
スキルアップのための自己啓発制度もあります。1つ目は『GLOBIS 学び放題』というオンライン講座を受講できる外部サービス。2つ目は今年度から導入した資格制度。各部署の必須資格を取得できている方は、会社の指定する推奨資格の中で年間2資格までは会社の経費負担で受検ができるようになりました。自身の目指すキャリアに合わせて、知識を蓄えられるのでどんどんぜひ挑戦いただきたいですね。私も制度を利用して日商簿記検定の取得を目指す予定です。
環境・制度は充実していますので、後は心構えが大切になりそうですね。
採用課Oさん:
一番大切なのは誰かにやってもらうのではなく、自分がやるという主体性です。その挑戦をフォローするための研修・環境は整っていますので、しっかりと意識して取り組んで貰えればと思います。
最後に学生の皆さんへメッセージをお願いします。
採用課Oさん:
大創産業では愛情を持って接してくれる先輩がたくさんいます。また、意欲を持って挑戦する方をフォローできる環境は整っていますので、決して孤独になることなくキャリアを築いていけるはずですよ。
能力開発課Nさん:
愛のある先輩がとにかく多い会社です。きちんと想いがあれば挑戦を支えてくれる人がいて環境も整っています。私自身も、昨年教育してくれた先輩の姿を見て「教育に携わってみたい」と、自己申告で人事部を希望しました。皆さんも大創産業で“やりたいこと”を見つけ、どんどん挑戦してください。
また、「学生時代に何をしたら良いですか」という質問を学生の皆さんにいただくことが多いですが、とにかく色んなことに興味を持ち、どんな人とでも向き合って欲しいと思います。小売業は正解の無い中で多くの人と協働することが必要となる仕事ですので、自分で考えて行動し、苦手な人とでも上手く関係性を構築できるように、入社までにぜひ意識して取り組んでみてください。