2025.04.04

アメリカ現地社員が語る、
未来のグローバル人財とは
~店舗責任者 前編~

アメリカの店舗責任者をしている現地社員にグローバル採用課社員がインタビューしました。
日本からの若手研修を受け入れた経験もある現地社員が感じる海外で通用するグローバル人財に必要なものは何か、前編後編に分けてお伝えします。

▽Interviewee
①2024年入社 ワシントン州・オレゴン州担当:P.E
②2024年入社 テキサス州担当:C.A
③2007年入社 サンフランシスコ担当:Y.M
④2021年入社 ニューヨーク担当:G.S
⑤2021年入社 2024年3月から米国大創赴任:A.K

アメリカ市場における“DAISOの存在“

日本でDAISOというと知らない人はいないほどの認知度がありますがアメリカではどうでしょうか?

Y.M
私の担当しているサンフランシスコは最初の店舗が開店してから18年が経ちますので認知度は高いです。
開店当時、高速沿いのネオン看板に大きく「Daiso Japan」と書かれていましたので、多くのお客様が日本食レストランと間違えて来店していました、、、笑

C.A
つい最近オープンしたエルパソ(テキサス州)は近くにDAISOがなかったため認知度は低かったです。最寄り店舗まで車で数時間かかるので、、、ただオープンした週末は過去最高の売上を達成することができました。チームメンバーと一緒に盛り上がったことを今でも鮮明に覚えています。

G.S
認知度はまだまだこれからですがお客様にとって商品の種類が多いということは当社の魅力だと思います。価格という魅力はもちろんですが、商品のユニークさは負けてないのでこれからのDAISOが楽しみです。

P.E
価格という魅力はもちろんあるのですが、まだそれ以外の魅力が伝わっていないという問題もあります。価格についても値札がないので今後どのようにお客様に訴求していくのかがポイントですね!

A.K
売れているものは時期・地域によって異なります。例えば新店舗なら日本特有の食品や、可愛らしいものが売れます。
DAISOを知らないお客様が来店されると、非日常感のある商品が売れます。ただ既存店だと日常使いできる消耗品などが売れ始めていきます。お客様へのブランド力が浸透していくにつれて売れていくものが変わっていきます。

時期・地域によってお客様の認識が異なるのはおもしろいですね!

現地社員からみた出向社員への印象

グローバル人財として日本からきたAさんの印象はどうですか?

A.K
少し緊張しますね笑

P.E
レスポンスが早い上に質問にしっかりと回答してくれるので助かることが多かったです。

C.A
その通り!また自分から日本で学んだことを活かして積極的に提案してくれるのも彼のいいところです。

Y.M
アメリカにきて10ヶ月経過し、コミュニケーション力がどんどん成長していることがわかります。ただ赴任当初は業務や人間関係など慣れないことも多く、連携しにくいことがありましたね。

A.K
おっしゃるとおりです。。。赴任当初は日本のDAISOのことしかわからなかったので上司に頼りきりでした。
ただそれではうまくいかないことが多かったので自分の中で方向転換しました。

Y.M
そのおかげかもしれませんが、今は双方関係のコミュニケーションができるようになりましたね。
10ヶ月という短い時間で大きな変化を経験されたんですね!

アメリカの店舗運営に求められる能力

Aさんは初代海外研修メンバーですが日本からくるサポートメンバーと関わってみてどんな人財が向いていると感じましたか?

P.E
日本のDAISOの基本的なルールを理解しているという点はすごく助かりました。また商品のディスプレイを魅力的に作成できる社員が多くて驚きました。日本の店舗運営に従事していた経験は重要です。

Y.M
日本の店舗運営で鍛えられてきたことがわかります。スペースの使い方が凄く上手だと思いました。もう棚に陳列できないと思っていた商品でも、日本からきた社員は器用かつキレイに陳列が可能です。やはり経験に勝るものはないですね。

C.A
業務面以外なら他者のモチベーションを上げることができる人財は貴重です。チームプレーが重要な仕事なので周りにどういう影響を与えていくのか考える必要があります。

G.S
チームプレーという観点でいうと日本で学んだことをどう周囲に伝えていくのか考えなければなりません。なぜなら、理解ができたら、私たちがその知識をさらに伝達できるからです。
従わせるのではなく理解させる能力は必要不可欠です。

次回の記事ではグローバル人財により求めるスキルについて詳しくお話していただきます!

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